安心だけでなく美肌に嬉しいオーガニック

腐葉土などの有機肥料を使用した肥沃な土壌で育てられたオーガニック（無農薬有機栽培）ハーブや花の栄養価は高く、ビタミン類などの栄養素 が豊富に含まれています。

オーガニック（無農薬有機栽培）野菜を食べた時に、その濃厚な味に感動したことはありませんか？
その時にあなたは理屈なしにオーガニック野菜の栄養が豊富であることを実感したに違いありません。

一方、最近のある調査では、日本のスーパーで一般的に販売されている野菜の栄養価は50年前と比較すると5分の１程度に減少しているそうです。なぜならば、化学肥料を使用し続けることで土中の微生物が減り土地が痩せてしまう事が大きな原因です。これでは当時の5倍の野菜を食べないと同じ栄養価をとれないのと同じ事です。

オーガニックスキンケアは「肌にやさしい」、「安心・安全」というイメージだけが先行してきましたが、最近の植物化学の発展により植物に含まれる栄養素と美肌の関係が解明されるとともに、抽出技術や配合の研究が進化していることから、「美肌」を追求する女性に注目されています。

自然の植物は大きなエネルギーを秘めている

昔の人たちは植物には人に役立つパワーが潜んでいることを知り、実際に使用した経験などを伝承し長く利用してきました。現代になり、植物に含まれる植物化学成分が具体的に明らかにされてきたので、さらに化粧品として利用される機会が増えました。

ハーブや花などの薬用植物の利用が衰退して約200年が経ち環境が汚染され、人々は慢性的なストレスを抱えるようになってきました。しかし、ストレスなどの現代病においては化学的な薬品では十分な回復が期待できないことを知り、再び、私たちの祖父母が使用していた様な植物の使用が注目されています。

お肌は自らが調子を整える

肌は体のバリアゾーンとして日中は保護の役目があり、夜はケアの機能が備わっています。
スーパーで販売している通常のシャンプーや石鹸には合成界面活性剤が使用されており、肌に必要な皮脂分の多くを取り除いてしまうだけでなくバリアゾーンをも壊し肌や健康には良くない合成成分を浸透及び蓄積させてしまいます。ですので、先ずはバリアゾーンを壊さずに保護の機能を保持し高めることに気を付けて下さい。

睡眠中には美肌に必要な栄養をしっかりと与え、肌のケアをサポートすることを考えて下さい。美肌に必要な栄養が肌本来の機能にうまく働きかけます。

美肌を実現するには、あくまでも肌の機能をサポートすることで、化粧品の役割以外に大切なことが以下の様に幾つかあります。
・食生活
・女性のバランス
・ストレス
・睡眠

あらゆる事が関係してくるのです。

化粧品だって化学成分は気にして！

食べることで体に取り込む合成化学物質を気にしている方は、体につける石鹸やシャンプー、化粧品についても気を付けて下さい。
口から入れた物はトイレへ行けば排出しやすいと言われていますが、肌から入ったものは排出が難しく体内に蓄積されやすいと言われています。

そう遠くは無い昔、肌は一方通行で、汗や毒素は排出するけれども、レインコートのように一切何も通さないバリアと考えられていました。しかし、今では違います。皮膚につける薬が増えています。なぜならば、容易に有効成分が血中に流れ込むことが解っているからです。アロマがリラックスに役立つことが広く知られていますが、それは心地よい香りの影響だけでなく、植物成分が皮膚を通して体に吸収されることも理由です。

皮膚の表面には血管が無いので表面を浅く傷つけても血が出ないように、この角質層により有害物質は遮断されるのですが、脂溶性の高い経皮毒性化学物質は、角質層を簡単にくぐり抜けることができるので、内側の毛細血管に到達し血流により全身に運ばれることになります。特に環境ホルモンは吸収されやすいので女性の健康には要注意です。アレルギーにも深い関係があるようです。

化学成分は美肌に必要無い

あなたは、ご自身の美肌のために化学成分の力と植物成分の力と、どちらを利用しますか？
美肌に化学成分は必要ありません！

化学成分にも役割はあります。食べ物が少なくて飢餓が頻繁に起こっていた頃には化学肥料は人類が生きていくために重要なものでしたし、食物などを保存するためにも合成保存料も必要でした。
そもそも、昔は植物オイルやエッセンシャルオイルの価格は高くてお金持ちだけが使えるものだったので、化粧品を一般の人が使えるように普及するためにも化学成分は役に立ちました。

しかし、今は環境が大きく変わり、作り手の都合により安価で加工がしやすい化学成分で作った製品や、合成添加物や保存料を含んだ食品や化粧品で溢れています。
こうした環境で、経口毒や経皮毒による人体に与える影響が際立って目立つようになってきました。

現在は、お客様の関心があればオーガニックスキンケアプロダクトを購入できる時代です。
もう、合成化学成分で製造したスキンケアプロダクトを使用する必要は無いのではないでしょうか？

合成界面活性剤に注意

合成化粧品は化学物質の塊のようなもので色々と注意を必要としますが、特に気を付けなくてはいけないのは合成界面活性剤です。
界面活性剤は水と油の両方の性質を持つために水と油をなじませる働きを持っており、中性洗剤、クリームやシャンプーに広く使用されています。
自然界にある植物性の界面活性剤は有用で安全性が高いものですが、石油由来の合成界面活性剤には問題があります。
合成界面活性剤は皮膚の角質細胞脂質を破壊するので、体のバリアを失い、同じクリームやシャンプーに含まれる合成着色料、合成香料、合成防腐剤、環境ホルモンなどといった問題のある合成化学物質が、体内に簡単に吸収される状況を作り出してしまいます。

また、美白を謳った化粧品には、肌に入りくい美白成分を吸収させるのを目的として、合成界面活性剤を配合し、皮膚のバリアを破壊して届くようにしている場合も多くあります。その時に望ましくない化学成分が体内に吸収されたり、保湿機能がおちた肌は乾燥がすすんだりします。

環境にも合成界面活性剤は問題があり、下水処理をしても簡単には分解されず、生活排水として川などの自然汚染にも影響を及ぼします。

認定オーガニックシャンプーには安全な天然界面活性剤が使用されており、合成界面活性剤を使用したものと比較すると泡立ちは控えめですが、泡立ちが良ければ汚れが落ちるとは限りません。

植物だから安心だけでなく、美肌のお手入れにお役立ていただけます

近代的な科学と成分抽出するためのテクノロジー、そして研究された配合の技術を使用して製品化された認定オーガニックスキンケアプロダクトは、自然のパワーがあります。
合成化学物質を配合していないので安心なだけでなく、しっかりと美肌に役立ちます。

希少価値が高い植物成分

その昔、もともと希少性が高く高価な植物原料は、一部の裕福な女性のみが使うことができた貴重品です。
古代エジプトのクレオパトラは薬用ハーブやアロマを生活に取り入れていたそうです。部屋中にバラの花びらをしきつめ濃厚なバラの香りを楽しんだことでしょう。

ブルガリア産のダマスクローズはローズアロマでも最も品質が高く高価といわれています。
早朝にバラの花びら一枚一枚を丁寧に手で摘み、水蒸気蒸留法でとれるローズオットーは、バラの花びら3.5kgからわずか1gだけです。

多くのスキンケアプロダクトでは、原価が安い化学由来原料を多く用い、原価が高い植物原料を少ししか配合してない事情もおわかりになりますでしょう。

一方で、ただの植物原料ではなく、認定のオーガニック（無農薬有機）原料を95%以上も使用している認定オーガニック製品は、いかに贅沢だかおわかりになっていただけましたでしょうか？

植物がないと人は生きられない

動物はエネルギーを自分で作ることはできません。生きていくためには何らかの方法でエネルギーを得ることが必要です。
一方、植物は光合成で自らが栄養素を作り出す事が可能です。さらに、植物は美容や健康にありがたい植物化学成分を作り出すことが可能です。

光合成によって、炭水化物、脂肪、たんぱく質という三大栄養素を作り、さらに人間の生理機能に重要な働きをするビタミン類も作ります。さらには、植物繊維や有効的な働きをする植物化学成分も作ることができます。
この植物化学成分（フィトケミカル）は人の美容と健康に役立ちますが、一方で、生命維持には直接不可欠な栄養素ではありませんので「微量費栄養素」と呼ばれています。

熱帯の植物は、過酷な紫外線から身を守るために、フラボノイドやビタミンを多く含みます。
また、昆虫から守るために揮発性物質を揮散し仲間の植物に防御を呼び掛けることができます。
これらの揮発性抗菌物質などがエッセンシャルオイルのもとなのです。