ホッキョクグマと水質汚染
WWF(世界自然保護基金)の報告では、ホッキョクグマから有機塩素系殺虫剤などの農薬が検出されたことから、ホッキョクグマやアザラシといった北極海の哺乳類に化学物質による生体影響が出ている可能性があるとされています。工業製品や農薬による汚染が北極域まで広がったと考えられ、地球温暖化の脅威に化学物質が追い打ちをかけ、生き物の減少や絶滅が危惧されています。
同じく、深さ90メートルを超す深海生物も農薬などの物質を蓄積していることが報告されています。
有害化学物質の多くが農薬で、12種類ある化合物群のうち9種類までが殺虫剤、除草剤、成長促進剤、発芽抑制剤などといった農薬だそうです。これらの多くは人間の内分泌撹乱作用があると疑われています。 また、市販されているシャンプーや化粧品などには合成界面活性剤が使用されていますが、川などの自然の環境では分解されにくく、再びこれを含んだ水が水道水と利用される場合には、浄水処理をしても完全に取り除くのは難しいそうです。その結果、水道水に対する不安感が増すばかりです。 この他に、合成界面活性剤は赤潮を促進し、魚や植物、微生物の生態にも大きな影響を与えていることが解っています。この様に合成界面活性剤を使用していない認定オーガニック化粧品を利用頂く事は、水質汚染の悪化を防ぐ事にもなります。
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